日光・福島
実行日 ) 2000. 3.21 AM5:45 〜 3.23 PM20:00



 初日(3/21 月)

     朝5時53分、丸の内線中野富士見町を発つ。赤坂見附で銀座線に乗り換え、
   浅草に出てから、東武伊勢崎・日光線で東武日光駅に行く。交通費は1550円
   と、意外に手ごろである。

     まずは世界遺産、日光東照宮と輪王寺をみる。ツアー客もいたので、まぎ
   れて話を聞く。うっかり三猿を見逃す。

     バスで中禅寺湖へ。途中で「幸福の科学」を発見してしまう。いろは坂は
   ものすごい。ありゃトールハンマーじゃ無理だ。

     東照宮には多くの外人さんが観光にきている、ということなのだろう。バ
   スのアナウンスは、日本語の後英語のアナウンスが流れていた。

     中禅寺湖は、まだ雪が残っていた。景色はよかったのだが、いたるところ
   で猿の糞のにほひが・・・・・。華厳の滝も、なかなかひかれるものがあっ
   た。

     再び、日光駅まで戻り、ペンション「森のやど太助Jr.」にむかう。この宿
   に決めた理由は、いうまでもない。名前だ。タクシーで約7分とのことだが、
   上り坂だ。もちろん番人は徒歩だ。

     登っている最中、ワゴンが横でとまり、中に乗っていた女の子に「どこに
   行くんですか」とたずねられる。

   「森のやど太助Jr.っていう、変な名前の宿なんですが・・・」
   「それ、うちですよ」
   妙に気まずかった。

     実家暮らしの自分にとって、1人の夜はなかなか趣があった。音楽を聴こう。
   そうおもって、MDをとりだす。映画のサントラを持ってきたつもりが、「か
   まいたちの夜」という、スーファミのペンションで起こる殺人推理もののサン
   トラを持ってきてしまっていた。

     ・・・・・このゲームをやった人にしかわからないねただが、1人はじっこ
   で飯を食っていた自分は、田中さんに相当するのだろうか。

 2日日(3/22 火)

      この日はひたすら移動。JR日光駅から日光線で宇都宮に出た後は、とにか
    く東北線だ。手動ドアにはびっくりした。

      約11年ぶりの福島に足を踏み入れる。昔は英会話スクールなんてなかったの
    にと、時の流れのすごさに驚くしかない。コンビニも増えたものだ。

 3日日(3/23 水)
      
      自分が小3までの5年間すごした場所を訪れる。銀行の家庭寮に住んでいた
    のだが、悲しいことにその建物はなくなっていた。その辺のことを聞きたくて、
    ごみを捨てていたおばちゃんにに話を聞くことにした。

      何とそのおばちゃんはその家庭寮の隣の人で、自分がよく遊んでもらった1
    こ上のひとの母だった。話しているうちに、むこうも自分のことを思い出して
    くれ、家に上がらせてもらった。その1こ上のひとも自分のことを覚えていて
    くれたので、いろいろと話をすることができた。 

      身のある一人旅だった。ここまでは、感動のできるいい話だが、これで終わ
    らないのが番人だ。

      帰りもとにかく東北線だ。14時50分に福島を出て、池袋につくのは20時ちょ
    うどという電車旅だ。

      黒磯駅で飲み物を買おうとしたら、自分の乗ろうとしている電車のホームの
    ベルが鳴っているではないか。これに乗り遅れたら次ぎは40分後。たまったも
    のではない。階段の中ほどで、すでにドアが閉まり始めたのを確認した番人は、
    階段下の駅員にタオルを投げつけ、自分の存在をアピールする。しぶしぶもう
    1度あけてもらう。華麗なる非常識だ。

      罪人には罰が下る。ぎりぎりで乗った自分に席はなく、立っていたら、卒業
    旅行の7人組みの女の子の一人が、どうぞといってくれる。ここまではいい話
    だ。だが、この電車は4人がけのボックスだった。ボックスを2つ使ってわきあ
    いあいとしてる7人組み。その横でつゆだくになっている男一人・・・・・宇
    都宮までのあいだ、非常につらい思いをした。いっぺんに旅の疲れを感じたと
    きだった。



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