《朝のコーヒー》
朝の始まりはコーヒーと決めている私は、朝ごはんを食べようが 食べまいが、和食だろうが洋食だろうが、コーヒーを必ず飲む。 いや、朝に限らず一日2回以上コーヒーは飲む。 (友達にトゥーマッチカフェインと言われたこともあるが・・・) コーヒーは苦い。「おとな」な飲み物だ。 だからアルコールもそうだけれど、コーヒーは意味ある飲み物だ。 私はお酒よりむしろコーヒーを早く飲めるようになりたい、と中学生 の頃は思っていた。中学生の頃は両親は私にコーヒーを与えてくれ なかった。というより、私が実はコーヒーを飲みたいと思っていること すら知らなかったと思う。なぜだかその欲求は表に出さなかった。 私にとってその頃のコーヒーは、お酒を飲むのと同じ感覚で、 「早すぎる」「体によくない」飲み物(!??)だった。 時々お母さんが飲むコーヒーを失敬しては、苦さにやられていた。 高校生になると牛乳をたっぷりいれたカフェオレ風にして、コーヒーを 飲むようになった。そうなると苦味も気にならなくなり、毎朝のように 飲むようになった。そして毎朝「私っておとなになったなぁ・・・」って 自己満足のように感じていたのだ。 そして今はブラックでコーヒーを飲める人に憧れている。 毎日毎日少しずつコーヒーに入れる牛乳の量を減らして、半年後 にはブラックで飲めるようになる予定。 そして「私も毎朝ブラックを飲むなんておとなだな」と感じるのである。 スタバでコーヒーを飲む人は、スタバのコーヒーが飲みたいのではなく、 スタバでコーヒーが飲みたいのだ。(と言ったのは私の友達) スタバでコーヒーを飲む自分に酔いしれたいのである。 私も毎朝コーヒーをブラックで飲む自分に酔いしれたい。 ただそれだけ。 ELPH